スバ・ル・クルーゼの日記。


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Date 2004年10月02日(土)
メッコール
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 なにが書きたかったのかよくわからないもの↓(雪風)

 ひどい熱だった。目が覚めたときすでに頭は重く、まるで濃い霧がかかったようで、声を出そうともがく喉はひりひりと痛んだ。
 幸いにも非番だったため、出撃をほかの機に譲るなどと言う零にとっては最悪の事態は免れた。けれど上官のオフィスには顔を出さなければならない。レポートの提出を命じられていたからだ。
 零は発熱してだるいからだを引きずるようにして自室を出る。フェアリィ基地に向かうモノレールに乗っている間も咳は絶えず、切れた喉からは血の味が滲んでいた。
「ひどい顔だな、大丈夫か」
 オフィスのドアから顔を覗かせた零を見て、ブッカーは真っ先にそう口を開いた。おぼつかない足取りでソファに腰掛ける零に駆け寄り、その額に手のひらを乗せる。
「ただの風邪だ。寝ていれば治る」
 ブッカーの手を払い除ける気力もないまま、零は掠れた声で短く返事を返した。見上げたブッカーの顔には苦笑いが浮かんでいる。
「体調管理も、仕事のうちだぞ」
「……そう言うと思った」
 体温の差を比べ終えたブッカーに、同じような苦笑いを返しながら呟いて、零は重いからだを深くソファに沈めた。片手に持っていたブリーフケースをブッカーに差し出して、限界だと言うように重い瞼を閉じる。
「わざわざ持って来ることもなかっただろう」
 そんな状態で外に出られて、悪化された方が迷惑だとでも言いたそうに肩を竦めながら、ブッカーは受け取った書類に軽く目を通す。そのままいくつかの項目を確認して、ファイルを閉じるとデスクの上に放り投げた。
 零の方に向き直ったブッカーが、ときおり咳をしながら苦しそうに呼吸をする友人の隣に並んで腰を降ろして、病人を気遣うようにその顔を覗き込んだ。
「ここまで来たんだから、ちゃんと医者に診てもらえ」
 レポートはあれで良い、そう続けて、零を医務室へ連れて行こうとその重くだるそうな熱いからだに触れ、腕をつかむ。
「フォス大尉にか? こんなときに彼女の診察はごめんだ」
 冗談はよしてくれ、そんな口調で息を切らしながら零が反発する。
 その言葉を聞いて、自分が思っていたよりも重症らしいとブッカーは思い直し、肩を担ぐようにして零を立ち上がらせた。いくら上官であろうと、こんなときにフォス大尉のカウンセリングを受けろなどとは言わない。
「ばかを言え、あのアル中にだよ」
 促されるままふらふらと足を進める零に向かって、ブッカーは呆れたようにそう答えた。
「薬をもらって、点滴でも打てば少しは楽になるだろう」
 オフィスを出て言いながら、ブッカーは零を担いだまま医務室を目指した。力の入らない足取りの零を見て、まったくこんな状態でよくここまで来られたものだとつくづく思う。
 乗り込んだエレベーターの壁に背中を預ける零の額には、うっすらと汗が浮かんでいる。先ほど手のひらで触れたその場所が自分の体温よりもずいぶんと熱かったことを思い出し、ブッカーは痛ましげに肩で息をする友人の姿を見守った。
「なんだってそんなになるまで放っておいたんだ」
 友人としてよりも上官としての、咎めるような口調でブッカーが言う。

 書きかけのもの、しーどはもちろん鬼のようにあるんですけど、ブラック・ラグーンも出て来た。ヘンゼルとグレーテルの話だった。ファイルの整理って怖い。
 上の雪風はほんとになにを書きたかったのかさっぱり覚えてない。時計? 時計ネタかな? 動かない時間はいらないわ。それはビバップ。
 最近妙に神林づいている。ちゃんと書き上げたい。

 あんたそんな暇ないなずだら、と小田原弁でのツッコミはおいといて、ほんとに仕方なかったので昨日は合コンに行って来ました。合コンはどうってことないつまらないものでしたが、むかついたのは『なんちゃって鬱』の多さ。おまえら本物の鬱病の人がどんなだか知ってるか? とひっぱたいてやりたくなった。
 鬱かも知れない、って言えばいいと思ってるのかな。あのテレビCMもよくなかったと思う。
 創作意欲が湧いたり湧かなかったりするから鬱病、ちょっと元気がないから鬱病、仕事がはかどらないから鬱病。ばかじゃないの!! ほんとにそのあほ面ひっぱたいてやろうか! と思った。
 身近に苦しんでいる人がいるので軽々しくそういうこと言う人が許せない。なんでも鬱って言えばいいと思うな。その悩みが小さいものだとは言わないけど、軽々しく口にするべきじゃないと思う。ほんとにやめてほしい。

 で、産まれてはじめてメッコールを飲みました。なにあのまずいの……。気になったので調べてみたら(原稿しろ)、ファンクラブがあった。
 メッコールマップまである。神奈川県で検索したら、うちの近所にもいっぱいありそうだった。見たことないけど。
 あと退院祝いに友達からアトラスのバングルをもらった。突然のことにびびりながらも、大好きなティファニーに歓喜しました。1837シリーズを集めていたけど、気が付くとアトラスも3つ目に。
 ありがとう、大事にします。

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