イツカクルサヨナラマデ

2003年03月20日(木) VOL.17

ロング缶6本とカップラーメン・おにぎり
サンドウィッチを買い込んだ

月の権利書を見た彼は
二人の並んだ名前を1番喜んでくれた
「ほんとに嬉しいと思ってる?」
「本当さ〜」
「いつかずっと離れてしまっても
 月をみたら思い出してね」
「おお!」

「なんかさ〜・・・」
何か言いにくい事を言うのかと身構えた
彼は気にしていた
私が金銭的に負担していることを
「これでも
 一応カッコつけてるわけよ」
「だから逢いたいと思っても負担かけちゃうから
 遠慮しちゃうんだよね」
「でももういいや・・
 ○○さんの前でカッコつけてもダメだから
 遠慮しない〜」

彼は会社でキスでもしている所を
誰かに見られたりしたら
きっと私が会社を辞めちゃうだろうと思っていた
だから時と場所をわきまえようと思ったと言う

たっぷり飲んで酔っていた
ストッキングを破りたいという彼の希望を
叶えた
ベッドに倒れこんだのが何時だったのか
潮吹き新記録を達成してしまった
横になる場所がない程の冷たさに
また二人で笑った

「俺のもの」と言いながら
たくさんのキスマークをつける彼がいとしかった
他の男には会わないよと
約束したような気がする

ふと時計をみた彼は「もう帰れない」
家にメールを入れている


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