「今日は車だから送るね」
彼の帰りを待っている間に 帰宅して食事してお風呂にも入れちゃうのに そう言う彼
携帯が鳴ったのは午後10時すぎ もう遅いから そのまま帰ったら?と言おうと思った
彼はうちまで来てくれていた あわてて 支度をして家を飛び出た
彼は今日は無人の我が家でお茶でもして 帰りたかったのかもしれない
車に乗って さて、何処へ行こうと。。
結局私たちはまたベッドを選んだ
初めて缶ビールを二人で1本だけの しらふだった
「ほら、酔ってなければ潮ふかないでしょ 酔ってるからなんだ。。ね。」 「・・そうゆう事にしとこ」と笑う
「そろそろ帰らないとね」 「さみしそうだね。もっと一緒にいたい?」 「・・・」 「今日は帰らないと・・また今度ね」 「うん。わかってる」
家まで送ってもらう車の中で 「別れる時はいっつも寂しそうだよね」と言う
そんなつもりはないのだけれど 顔に出てしまうのか
彼は私の表情に敏感だ
家に着くと2時だった
まだまだ高速の上だ 彼が家に着く頃までは眠れない
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