イツカクルサヨナラマデ

2003年02月09日(日) VOL.12

どうにもならなかった
耐えられずにいた
彼が今日行こうと言ってくれてホッとした
彼はエッチしても飲みに行くだけでもどっちでもと
言ったけれど
私の心は決まっていた

この街を離れようと決めていた
彼からの電話に横浜へ行こうと即座に答えていた
電車の中は
照れくさかった
でも彼はそんな事にはおかまいなしに
エッチな話をどんどんしてくる

男に捨てられるよとまた言われた
彼はずっとあってないと信じている
それはあえて否定もしない
私はずるいのか?

私といるのはとても楽だという
俺にとっては癒し系なのかもしれないという

飲みに行く時間さえ惜しみ
またコンビニで買いこんだ

どの辺にホテルがあるの?
知ってはいるけどいいにくいと言うと
そんな事気にならないよ
結局私の案内でいつも他の男と使ってるホテル街へ

ソファーに座り飲みながら何度もキスをし
目の前で初めて
好きになっちゃったことを認めた

今日は潮を吹くのを防ぎたかった
彼がそれを何とも思わないのがくやしい
彼は何度か経験があるらしく
あぁ気持ちいいんだろうなぁとしか感じないという

この年になって初めて経験した私には
もっと感動して欲しい気持ちがないといったら嘘になる

だから余計に嫌だった

今日はまったく自覚がなかった
呼吸をととのえながら
「今日は潮ふかなかったよね」と言うと
彼は
「ちょっと待って」と
私の手をシーツに導いた
そこにはまぎれもなく冷たい跡が残っていた

短い時間の中で
3度も愛し合い、最後は終電に乗るために走った

10日ぶりの彼だった
すごく久々の気がした
やっぱり彼が好きだ
彼とのセックスも好きだ

離れたくないと素直に思えた


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