大山和栄先生の『明日への伝言ー乳がんと闘う女性たち』を読んだ。
女性たちが乳がんと向き合う姿を描いていて、 涙なしでは読めないものだった。 あの頃の自分と重なる。 告知されたとき、 髪の毛が抜け始めたとき、 初めて鏡でぺったんこのおっぱいを見たとき・・・
そうだ。こうやって辛い時期を乗り越えてきたんだった。 今はこうして元気にしているけれど、 今この瞬間にもこんな思いをしている女性たちがいる。 改めて考えさせられた。
それから・・ 3部作になっているのだけど、3人の女性が立場も違えば 生きてきた人生も違う。 新婚さん、キャリアウーマン、お母さん。 そうだよね。同じ乳がんでも、その人が生きてきた人生は 違う。 パートナーだって違うし、暮らしている環境も。
私はとても恵まれていたのだと思う。 こうやって元気になれたのも、前向きになれたのも 周りが全て許してくれて、応援してくれた環境があったから。 あらためて「ありがとう」の思いでいっぱいになる。
大山先生、気づかせてくれてありがとう。
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