前
/
目次
/
次
結晶
2011年11月20日(日)
白い息のかかる間に
私たちはどれくらいの距離を感じるだろう
愛という名の綺麗事の中で
しばらく私は目を閉じる
雪の結晶は六角形のひ弱さを私たちに降りかける
痛くもない
痒くもない
ただじんと
冷たい
体温で融ける
血の通わないような頬も
温かい
体内からの熱が目に見える
この季節ならまだいいけれど
私たちは本当に忘れてしまう
この体温
私は美しいと思う
何度も忘れるから
私たちの呼吸も体温も
綺麗事であっても
↑エンピツ投票ボタン
My追加
感想等、お願いします。
ひとこと
熊野
mail
home