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やさしさの欠けら 2007年09月19日(水)

さようならを言うために
ぼくらは、今、明日を走っている
すこし遠い未来は
きっとまっ白なんだ

やさしさの欠けらは
泣いて、いってしまった
うしろ姿はちっぽけなもので
ぼくらはすぐに見失ってしまった
やさしさの大きさを、忘れてしまった

だれともたたかいたくないな
だれともおこりあいたくないな
だれともいがみあいたくないな
だけど、こすれていっちゃう感情が
ぼくらを縛りつける
人間どうしだから、ときに睨みあう

だれかと生きていきたいな
ただ、そう思ったんだ
見失ってしまったものの大きさを
ぼくらは取りもどしたいだけで
必死にもがいて、抱きあうんだ

ぼくらだって、ちっぽけなものだ
だからたたかうのかな
だからおこるのかな
だから嫌いになるのかな
ちっぽけでも、だけど
あのうしろ姿は、そんなことしない

ぼくら、生きていけるかな
せかいはまっ黒だって、教えられたけど
ぼくら、生きていきたいだけだよな
まだ、空は青いし

メリークリスマスメリークリスマス
やさしさが、降ればいいな





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熊野
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