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2007年04月22日(日)

見上げた世界は君を望んでいたし
君が望んでいた世界はそこにあった

嘘のようで本当の話
君が望めば何だってあった

君が望んだ少ないことは
とても大切で深くて海で
光だった

君は
すべてが欲しい
と言った
そう言うことが
何もいらない
のと同じだって
知っていたから

君は誰とでも繋がっていて
君は誰とも繋がっていなかった
君は誰とでもいっしょだったし
君は誰ともいっしょじゃなかった
君は世界とおんなしで
君はただの人間だった

雨の音はいつだって優しい
それを否定するのは
いつだって自己中心的な人間だ

君は 君は
誰なんだろう

ピンク色の絨毯の中で
ピンク色の溜息の中で
君は笑って消えた





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熊野
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