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手をつないだあの日から 2003年03月12日(水)

妙に暑い昼下がり
太陽を見ずに
アスファルトを俯き見て
踏みつけてやった

足裏には蟻がいて
足をばたばた
もがき苦しんでいた

僕は帽子を深くかぶって
汗を垂れ流した

時計がまた
一分進む

もう少しで君が生まれた時間だ

いつの日か
こうなるとわかっていたし
覚悟という
なんだか大それたことも
していたと言えばしていた

僕はやっと顔を上げて
君の映る窓を見やった

君の横顔は美しい

僕は額の汗を拭って
光る手の甲を触った

僕はまたアスファルトを見て
ため息をついた

手をつないだのが
本当の君じゃなければ
よかったんだ





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熊野
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