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2004年12月28日(火) 必殺仕掛人の罠

仕掛人の梅安さんに憧れてしまって(本気にしちゃイヤだ)、黄八丈の着物が欲しい〜。
黄八丈っていっても、お江戸のおきゃんな町娘が着るようなまっ黄々ばかりじゃない。
基本は「黄」「樺(かば)」「黒」+「白」で織り上げられていて、かの梅安さんもご愛用の殿方用もある。
大島にも似た渋い光沢としゃっきりした独特の手触り、それでいてさり気ないチェックとか縞が主体(たぶん)。
いつか大人になったら手に入れようと、実は密かに握りこぶしを作っていた。

ところで過日、とある店を覗いてみたところ、黄八丈の帯というものに遭遇――黄八丈に帯があるとは初めて知った。
深ーい山吹色(金茶かな)に茶がかった黒の小さな市松……ついでに一目惚れ。
ただし、お値段もいい。着物の反物よりはマシだけど、お小遣いでちょっと買うにはむむっ、てお値段。

すてきー。
紬の着物なら何でも合いそうだし。
いいなあー。

でも、よだれを垂らしながらも踏ん切りがつかなくて、撤退。


それから一月余り……その帯が脳裡から離れない。
しつこくしつこく悩んで、再度その店に足を運ぶ。
内心、売れちゃってれば諦めがつくよなーって、ある意味で他力本願。

……売れていなかった。

これはもう、私のために残っていたに違いない!←思い込んでいる。
年末商戦で20%OFになってるしっ。

買い!!

ダイヤモンドもブランド物のバッグも我慢するわ←欲しくもないけど(笑)。

これを締めて針を咥えれば、
おおっ、立派な仕掛人になれるってもの。


出来てくるのが楽しみ〜……来年だけどな。


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