本と編集と文章と
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2002年02月06日(水) |
(笑)という表記の開発者
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(笑)ってあるよね。これはもともと座談会とか、対談とか、インタビューなどの語りを起こした文章に使うと決まっていた。 それであるとき僕は、これを普通の文章に使ってしまったら面白いんじゃないかな、と思って『月刊宝島』でバンバン使ったの。 今から約20年ちょっと前の話。 それでこの間ふと、あれが日本で最初にそう使われた例だとしたら、そりゃあ、我ながら大したものではないかと、思ったんよ。 いまやすごい普及しているからね。(誰がそんなこと気にするかっていうのもあるけど)。 それで、この間情報通の信頼できるMさんに、「僕が初めてだと思うけれどもどうだろうか?」と聞いてみた。 そしたら、 「あれ? それはね、サブカルが好きな人の間では、渡辺祐ということになっているよ」と言われてしまった。 祐本人が言っているのではなくて、周りがそう思いこんでいるらしい。 そりゃ、まずいよ。 全国のサブカル好きの皆さん、最初にやったのは僕ですからねー! 歴史には(そんなものに残るかい?)、ちゃんとそう書いてくださいよー。 祐は、僕が『宝島』を辞める1か月前に入ってきて、『VOW』も含めて僕がいろいろひきつぎをしたんだよね。したがって、確信を持って僕のほうが早いと言えるのだった。 僕が心配していたのは、むしろ、『ビックリハウス』とか、『ポンプ』とか、『HEAVEN』とか、同時期の他の雑誌でやってなかったかな、ってこと。いつ誰が同時発生的に考えても不思議ではない時代だった。 ということで、サブカル関係の皆々さま、具体的に異論がでるまでは、(笑)は僕が最初に本文中に使用したというクレジットにしてください。
名前とか、名誉とか(笑)、ふだんはわりとどうでもいいんだけどさ、この件にはなぜかこだわりたい村松であった(笑)。
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