本と編集と文章と
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「ぶっせん」(週刊モーニング連載の仏教坊主ストーリーギャグマンガ)の単行本の発売日は、ずっと仏滅だ。 こういう密やかなギャグは好きだ。
たぶん同じモーニング誌で、マンガ家たちが集まって、新古書店に反対する声明を出していたが、こちらはなんかハズしている。 気持ちはわかるが、それは金の話でしょという感じ。 こちとらは、ブックオフの恩恵には預かっているが、マンガ雑誌からは一度も仕事が来たことがない。 何の義理もない。 だいたい、まだマンガ雑誌がつぶれるという話も、単行本が出なくなるという話も聞いたことがない。 今までが儲けすぎでしょう。 何百万部突破とかよく騒いでいるじゃないですか。
仮にこれでマンガが不採算な職業になったとしても、マンガを書くやつも読むやつもいなくならない。 儲けが減ることがいやな人間は安心して廃業しろい。
その点、土田世紀は偉い。とっくの昔に、「編集王」の特別編で、新古書店の影響は、マンガの本質には何の関わりもない、と宣言してしまっている。マンガとしてはつまらない作品だったけど、土田世紀の精神は未だ熱いね。
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