…途中まで書いてたのにブレーカー落ちて飛んでしまいました（号泣　だって寒くて暖房いっぱい入れてたんだもん。
　仕方ないので思い出して書きます。

　だからね、「旧正田邸保存運動」っつーのがわからんのよ。だってさ、一番思い入れのあるはずの皇后さんが「保存を望んでいない」つってんのに、「皇后様がそんなこと言うはずがありません」ってあーた、あんたは宮中にフリーパスで入ってって直接彼女の本音を聞けるほど親しいのかと。


「旧正田邸を守る会」ホームページの声明。これにちょっとツッ込んでみる。

＞今回の工事強行はあくまで話し合いを求める多くの国民の声を無視した暴挙と言わざるを得ない
→ネット上の掲示板ではほとんどが「取り壊しに賛成」だったのですが。

＞日本の文化と歴史を顧みない官僚にこの国をまかせてよいものであろうか。
→官僚は国民には選べない。じゃあ国民が選ぶことのできる国会議員はこの問題をどう思ってるんだろね。この件で動いてる議員ているの？まあ内輪もめに夢中でそれどころじゃないかもしれないけど（笑）　　　

＞歴史や文化は国民の資産である。その形のあるものの一つが旧正田邸であり、重要なものとして認識しなくてはならない。
＞これを破壊することは、国益を損なう行為である。これを官僚がしようとしている。
→官僚は好きでも嫌いでもないが、これが「国益を損なう行為」なのだろうか。淡々と「仕事」してるだけだろ。例えそれが一般市民であっても、民間から皇室に嫁いだ人であっても同じだって事だ。
　そういや、おいらが昔働いてた会社でも相続税が払えずに、先祖代々の田畑をほとんど売り払ったという元大地主がいたなあ…何を相続したんだか分かりませんね、これでは。（というと税制に関しても言及しなければいけなくなるが、それについては逃げてみる）

さらに「私どもの運動についてのメールは罵詈雑言だらけ」とも。ネットでの反応を見る限り「そうだろなぁ」と思う。手放しで支持されるとでも思っていたんだろうか。だとしたら甘すぎる。
　こういった運動を起こすならいろいろな意見があることを承知し、それに対するきちんとした反論を用意してやるべきだろう。もちろん反論は書いてあるのだが、どうにも感情が先走っているようでいまいち説得力がないんだよ。

　聡明な皇后のことだ、いろいろな要素を考えてあのように答えるに至った（まあ保存したい人たちはそう思ってないが）わけで、そしたらその意志を尊重するのが「国民としての」筋だと思うけどなー。
　移築もいや、公園にするのも反対。ただそこにそのままあって欲しい。ただな、家というのは人が住まないとどんどん痛んでいくものなのだが…（掲示板の意見の中で「自分の生活を他人にじろじろ見られるのは不快だ」というのがあった。それもそうだ）
　どうも「歴史的建造物（？）を保存する」というのとは別の意図を感じるのは、おいらが高級住宅街に住めない貧乏人だからなのか？

かをる ｜メール ｜かをるさんの○と×。