消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1924年12月02日(火)

夕焼け前

図鑑のように
とりどりの雲が広がり

大きな雲の波の向こうの
小さな雲の間に

ちいさな彩雲が現れた

大きくなるかと
目を凝らしていたけれど
すぐに光は消えた

あたたかな秋の日だった




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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