消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1923年06月14日(木)

真冬の感じはしなくて
すぐそこに春のような気がして
メジロが鳴けば外に出て
ルリハコベをみつめる
クロッカスをみつめる
ムスカリをみつめる

風はまだ冷たい
毛糸の帽子はふくふく




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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