消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1922年02月05日(日)

あのパニックの時から
人生終わったと思った時から
幸せをすべて失ったと思った時から
願う気持ちも祈る気持ちも失くした

納得を得たくて
ずっとせわしなく自問し続けた

失ったのはモノではなく
自分の心と時間
忘れてしまった自分の心のペース

そうだよ
失ったのではなく
忘れてしまっただけ

だから思い出して

小さなきっかけで
人の記憶は一瞬にして蘇るもの

自分のペースで
眠り 目覚め うたおう
安らぎはそこから

記憶の中のものたちを
慈しんでゆこう

呪詛の言葉でなく
祈りの言葉で




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

* * * * * * * * * * * *        
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− ささやかに −          

*  **  ***  ****        

日付は通し番号として記しています         


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