消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1921年10月16日(日)

春の陽ざしになって
真っ白のレザーのスニーカーの人を
ちらほら見かけるようになった
まぶしくて 
おっ と思う
春だね!と思う

でも上から下まで
真新しくキメッキメで
俺って決まってる 風情で
歩いてゆく男子はちょっとね

雑誌の1ページそのままで
動くという感じがしなくて
何かの手摺に持たれて
じっと立って居る感じ

モデルじゃないんだから
どこかに生活感をほしいなぁ
君の生き生きした部分を




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

*  **  ***  ****        

日付は通し番号として記しています         


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