消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1921年07月07日(木)

書きつけた一片が
かさこそと音たてる欅の落ち葉のように思えたけれど
舞い落ちる葉を受けて集めてあそぶ母と娘のCMを見て
あぁこれだと思った
どんぐりの林かもしれない
ブナの森かもしれない
深く降り積もっている落ち葉たちは
かさこそでなくふかふかしている
深く深く積もっていて
それはあたたかな想いの重なりに見えた
決して価値のない終わったものではなかった
自分の書きつけもそうなんだと




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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