消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1920年09月26日(日)

夕日を見にいつもの場所に行くと

もう日は落ちていて

おばあさんが一人たたずんでいた

夕焼けを見ているようで

声をかけて傍らに立つ

並んで大きな茜雲をながめながら

昔からの知り合いのように話す


さっきまで緑色できれいでしたよと

あぁ残念と




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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