消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1920年08月04日(水)

輝き始める季節が
知らぬまに過ぎていった

自分の足で歩き回れなかったから
樹のことも花のこともわからなぬまに

見下ろして遠くを眺めるだけ
樹冠を渡る風だけ

でも

少し残念だけれど
たくさん楽しかった

ここを好きだから
この部屋をとてもすきだから 
いられてうれしいから

季節がかわる
どうなるのかわからない

それが人生だものね
明日はわからない


でも

楽しいことを見つけようと思う
少し元気が出てきたから



なんだかんだ結局

自分って「でも」人間だ

「でも」でかわろうとする




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

*  **  ***  ****        

日付は通し番号として記しています         


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