消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1920年05月11日(火)

通り道で辺りにいい香りがした 
何の花か思い出せない
少し柑橘系のような でも時期が違う
自転車を止めて見まわしたけれどわからなくて

帰りに裏側を通って見つけた
満開の沈丁花
ずっしりと剪定された大きな株で
紅と白が並んで合わさって見事だった

こんなに元気な沈丁花を見たのはいつ以来?初めて?
普通の通り道なのによく手入れされた花たち

こんなに近くで満喫できるなんて
しあわせが戻りつつあるのかな
ちいさなしあわせ

傍に これはきっとクローバー
芽吹きだしていた
少し広やかな芝生かな
ふんわりしたら四葉をさがそう

うれしいね
何か大切なことを思い出したような

そうだね元気でいよう

元気がでてきた

もう死んでいたんだけれどね




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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