こんなにきれいな夕空を感じたのは 本当にいつ以来か
時間を止めた 全ておいて佇む 自分だけの時間
しっとり静かな黄昏 ゆっくりと暮れてゆく あたたかさも冷ややかさもなく 風もなく湿り気もない
何の感覚もない 空気だけがある感じ
山の端が深い藍になって濃くなってゆく 茜の夕映えも暗くなってゆく 静かで 慌ただしさを忘れた 喧騒を忘れた 街中にいてこんなに静かな時間があった
この色を見ていると 誰の幸せも祈りたくなる
昨日の夕日もほんとうに大きかった 時間に余裕のある日は いとも簡単に美しいものに出会える
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