+--- Cinema Memo ---+
■ もったいない……!『マイボディガード』
2005年01月19日(水)
昔、原作シリーズに夢中になったものとして、舞台がイタリア→メキシコ 主人公が元傭兵の白人→元CIA殺し屋要員の黒人 などといった変換はわりに気になりませんでした。原作よしキャストよし、とくにデンゼル・ワシントンがどうクリーシィを演じるのか楽しみだった。
実際、脚本も演技もとても良かったです。ダコタ・ファニングは本当に天才…上手すぎ! それでいて鼻につくところがなく、自然で、誰もが彼女を愛さずにいられない(ちょっと大げさか?)ちなみにこの子、CSIの1stで一家惨殺(バファロウ)事件の回にも出てませんか? 確認してないので間違ってたら申し訳ないんだけど、非常に印象に残ってる。
驚いたのはエンディングを原作と正反対といってよい結末にしてしまったこと。これにはびっくりした。(なのでテーマもかなり原作とはずれてしまっている。でもいろいろとこっちの方が受けが良いと判断したのかな〜)
一番不満だったのは、やたらにハレーションやフラッシュや早回し、画面のちらつき等を多用した映像。これ、TV画面ならそうでもないかもしれないけど、映画館だと本当に本当に目が疲れて、最後の方観ているのが辛かった。よく公開許可が降りたものだ。偏頭痛持ちには見られません。実際、見終わったに頭痛したほど。ひとつひとつのカット画像はとても美しいのにもったいない…。(もしかして上映館側のミスってことはないですよね?)
音楽もちょっとうざったく、もっとシンプルに重厚に造ればいいのに…なんで余計な演出を入れたのか理解に苦しむ(レオン程度の雰囲気で充分OKじゃないか)。同監督のスパイ・ゲームのときはこんなにはうざったくなかったよね…。ま、心の声では兄者リドリーか、ソダーバーグさんあたりに撮って貰ってたらなあ…というのが本音ですが。
ちなみに隣の席のおじさんが、最初から最後までずーっとコンコン押し殺した咳をしていて、それも興ざめでした(´Д`) せめてそういう状態で来るなら飲み物か飴くらい持参してたも。
文句が多いのは歳のせいかしら…ハア
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Written by
S.A.
映画好きへの100の質問
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