+--- Cinema Memo ---+
■ 小品佳作な小宇宙『ハウルの動く城』
2005年01月18日(火)
巷では意味不明、とのの声があるが(実際、私が観に行ったときも横の若いカップルの男子が「オレこの話の意味が全然わかんなかった。パンフ買えっていう商法じゃねーの?」とまで…)
個人的には、一途な娘の愛(もしくは家族愛)に焦点を絞ってしまえば、それほど気にはならないんじゃないかと思った。ワクワクするものがどんどん出てくるごった煮的な楽しみは充分にあったし。原作付を踏まえれば、やはり見事な小宇宙になっているように思います。
確かに私も見ていて「ハウルはなぜ戦争を妨害しているんだろう? ヘタレだから単なる平和主義とも思えん…」「ソフィーはいつから本気でハウルを愛し始めたんだろうなあ〜、もう一度見直して確認したいなあ」くらいは思ったんだけど。
でも少女漫画っぽい見方をすると、
<多少理屈に合わない(未説明)な設定≦物語のダイナミズム、ロマンティシズム>
という感じがしましたです。
ちなみに私が一番心に残ったのは、ソフィが夢で暗闇の洞窟をどんどん駆けていくあたりのシーンかな。夢のはずなのに一番、リアルさを感じる場面だった。
+---
back
+
INDEX
+
next
---+
Written by
S.A.
映画好きへの100の質問
Material by Amane(RainRain) + Skin by
caprice*