+--- Cinema Memo ---+


■ オイしい仕事の落としアナ「ガール6」 2003年11月04日(火)
女優志望のジュディはオーディションでタランティーノ監督にセクハラされ、怒って役を降りてしまった。エージェントにも見放されてしまった彼女が選んだバイトがテレフォンセックスのオペレイター! 才能があったのか、たちまち売れっ子になる彼女”ガール6”は通話の世界だけの架空の恋人役に熱中し始めて…

監督-----スパイク・リー 出演----テレサ・ランドル イサイア・ワシントン

音楽☆☆☆☆ ストーリー☆☆☆.5 映像・演出☆☆☆☆ 俳優☆☆☆.5 総合評 ☆☆☆.5

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音楽はプリンスだし、冒頭のっけからあのQTことタラちゃんが、イヤ〜ンなありがちセクハラ監督を(嬉々として)演じているほか、上の階に住む友人ジミー役をスパイク・リー監督本人、同僚ガール75役にナオミ・キャンベル、ベテランのボス役にマドンナ、憧れの大女優役にハル・ベリーと、豪華な顔ぶれがそろう、ちょっとほろ苦のセクシャルコメディ。

タフだし自分なりの価値観も自信もしっかり抱いているジュディ。なのに、なぜかチャンスをつかめない。ナイスバディでオシャレな美人なのに、男は別れたチンピラの夫がしつこくつきまとうばかり。友人といえば、野球オタクで引きこもりの隣人だけ…(見てる方だって疑問に思う)。

そんな彼女が高収入につられて目に留めたテレフォンセックスのオペレイター。この仕事風景(研修もある!)がかなり面白い。きれいなオフィスでカラッと割り切った女性たちのそれぞれが、ユーモアを交えつつお仕事をさばく反面、電話で妄想爆裂(;´Д`)ハァハァ してるお客たちとの落差が笑える(なんかねー、このお客どもがまた、いかにもなキャスティングなのよ)。架空セックスという幻想をビジネスに仕立て上げたカラクリの現実、裏側を覗けます。

指名が相次ぎ売れっ子になった”ガール6”。自分では楽しんで仕事をコントロールしているつもりのジュディだけれど、ハマりすぎてどんどんやばい方面へと向かってしまう。苦い出来事があっても、いわばドラッグでハイになってるような刺激的な非日常の世界から抜けられなくなっていく。
ジュディのまともな部分もきちんと描かれているだけに、よけいその落差が見ていてハラハラ。しかしある事件を経て最後に彼女の出した結論は、ニューヨークの恋人(しつこいようですが)より全然納得いくもの。

ジュディが演じるキャラに合わせた映像的お色気コスプレが、スタイリッシュなカラフルさで楽しい。元夫とのくだりは、おまけかな。それより隣人ジミーとのやりとりに味がある。
エッチで笑えて、ちょっと怖くて、そして最後にスッキリの作品。女ひとり、または女同士でワイワイ観るのがいいんじゃないでしょうか。




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Written by S.A. 
映画好きへの100の質問



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