+--- Cinema Memo ---+
■ ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔
2003年05月02日(金)
旅の仲間は離散し、指輪を捨てる旅を続ける決意を固めたフロドとサム。ふたりの前に、かつての指輪保持者ゴラムが現れる。サルマンが支配するアイゼンガルドのオルサンク、冥王サウロンによってモルドールに建造された暗黒の塔バラド=ドゥア――二つの塔が手を結び、闇の勢力は中つ国の完全支配に乗り出す…。
監督-----ピーター・ジャクソン 出演----イライジャ・ウッド イアン・マッケラン
音楽☆☆☆☆ ストーリー☆☆☆☆ 映像・演出☆☆☆☆☆ 俳優☆☆☆☆ 総合評 ☆☆☆☆.5
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仕事+私事が立て込んでいて、観るのが遅くなってしまった「二つの塔」。こういう大作にハマると厄介なのよネ〜と前作のときは抑えていたタガがついに外れ、先月以降立て続けに三度観て前作DVD4枚組みの方購入(今更ですが)。
思ったのは、この作品は本当に細部にまで製作者側の熱意と愛情が染み込んでいるなあということ。コップひとつ、衣服のボタンひとつにしてもオリジナルに製作されているのは本当にすごい。監督はスタッフに「これは実在の歴史劇の映画化であり、アイテムは発掘品の再現である。そのつもりで作ってほしい」という指示を出したというけれど、まさにそんなリアルさが徹底されている。ゆえに「エイリアン」「スターウォーズ(EP4〜6)」に通じる、手作り職人芸的なスタッフの団結と迫力に裏打ちされた名作といえると思います。
自然を盛り込んだ美しい映像とダイナミックな物語に胸打たれ、ガンダルフが登場する度に涙、涙。ラスト近くのサムのセリフにもまた涙。
こんなに何もかも忘れて物語に没頭できる幸せな映画はそれほどない。原作とはかなり変わっている部分もあるのですが(賛否はあろうが)脚色ってそういうものだし…。とにかく大画面で観られるうちは何度も観ておかねば!!と思わせる。
私見としては黒髪の殿方をあえてプラチナ・ブロンドに染めるエルフのキャスティングにツボを突かれまくり(^^ゞ ハルディアと、これも王道っぽくて距離を保っていたレゴラスに、とうとうよろめいてしまう始末さ…(^^;
あと、ローハンに入城してセオデン王と対面するときの一行が「水戸黄門」に見えてしまうのは私だけ?(笑)
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Written by
S.A.
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