+--- Cinema Memo ---+
■ マルホランド・ドライヴ
2003年04月26日(土)
真夜中のマルホランド・ドライヴを走る1台の車。乗っている女が銃を突きつけられた瞬間、事故が起こり女はハリウッドの住宅地へと逃れる。やがて一軒の空家に忍び込むが、そこにやってきたのは女優を目指すベティだった。事故によって記憶を失った女、リタの過去を探るうち、ふたりの間にある感情が芽生え始める。
監督-----デイヴィッド・リンチ 出演----ナオミ・ワッツ ローラ・エレナ・ハリング
音楽☆☆☆ ストーリー☆☆☆☆ 映像・演出☆☆☆☆ 俳優☆☆☆ 総合評 ☆☆☆☆
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美しい死体、クセのある人物がつながっているようですれ違う小さなエピソード…ツイン・ピークスのアナザ・ワールドともいうべきリンチ節炸裂の本作。小劇場のシーンなど、これこれこれなのよ〜と血がたぎってしまうのでした。
ベティが空港についたとき同行しているあのふたりの笑み、絶対なにかあるなというのがやはり後半に出てきて膝を打つような心地良さ(怖いんだけど)に変わる。
こちら側とあちら側のつながり/切り換えは、わりと村上春樹作品に馴染んでいる人には違和感なく受け入れられるのでは。なんやらわからん展開、ねじれ具合にもかからわず、感覚的に受け入れてしまう、気持ち悪良さがクセになります。でも怖がりの私はレストランのシーンで腰を抜かしそうに(^^;
ちなみに本作はツイン・ピークスのように最初はTVシリーズを前提にして作られたものの、パイロット版の過激さにTV局側から却下されたといういわくを持っているとか。う〜ん、そっちも観たかったよ〜。ツイン・ピークス1stシーズンのDVDを観て欲求不満解消だ。
http://www.mulholland.jp
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Written by
S.A.
映画好きへの100の質問
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