+--- Cinema Memo ---+


■ SPIDER-MAN<スパイダーマン><☆☆☆☆.5> 2002年05月20日(月)
NY近郊に住むピーター・パーカーは内気な高校生。幼なじみのMJことメリー・ジェーンに恋しているが、とても告白などできない。そんなピーターの人生が、ある日一匹の蜘蛛によってとてつもない変化を遂げてしまった。大いなる力を手に入れたピーターが喜んだのも束の間、哀しい事件が彼を襲う……

監督----サム・ライミ 出演----トビー・マグワイア ウィレム・デフォー

音楽☆☆☆ ストーリー☆☆☆☆☆ 映像・演出☆☆☆☆ 俳優☆☆☆☆ 総合評 ☆☆☆☆.5

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映像---アメコミ原作というカラフルでメリハリのある画像、映画化は無理と言われてきたスパイダーマンのスピード感ある動きが見事に再現され、爽快感溢れるアクションが堪能できる。そればかりではなく、ピーターや他のキャラクターについても、場面を変える手前だとかに入るほんの短いカットなんかが秀逸で、心情の微妙な感じを丁寧に伝えています。

ストーリー---アメコミの原作通りの物語ということなんですが、私も観るまでスパイダーマンってこんな切ない話だったのか!!とびっくり。出て来る登場人物誰もが切なさを(誰にでも覚えのある普遍的なもの)抱いていて、思わず皆に感情移入してしまった――それも押し付けがましいメロドラマ風じゃなく、観客に自然と行間を読ませるような感じで。脚本も良くて、"With great power comes great responsibility"(大いなる力には大いなる責任がある)という叔父さんの言葉が胸に響いた。


キャスト---天然っぽい役が多かったトビー君ですが、この役はかなり意欲的にゲットしたとのことで、鍛えた筋肉もナイスです(笑)評判の悪いMJ役のキルティン・ダンスト、でもあれってわざとダサめにメイクしてるんだよね?(もしかして意図的に体重も増やしたとか…)女優志望で、でもなれそうにないって役なんで。ピーターはそういう普通の彼女だから恋してしまったんだと思うし、だからこそ今後、堅実な愛を育みそうなリアリティがあるのだ!(間違ってもアリシア・シルバーストーン系ではこうはいくまい)

私見---デフォー氏もしかして一番楽しんでいたかもしれない(笑)ネタバレになるので詳しく書けないのですが、ピーターと親友ハリーとの今後の関係も気になるっ!(このあたりが私のサガか……)テーマ音楽もとっても合っていて、切なさ助長。早く続編希望っ!!!!

http://www.spider-man.jp/



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Written by S.A. 
映画好きへの100の質問



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