+--- Cinema Memo ---+
■ SIGN<サイン><☆☆☆.5>
2002年04月10日(水)
妻を失って以来、信仰に背を向けた牧師グラハム。だがそれこそが、第一のサインだった…全世界に現れたミステリーサークルがグラハムの畑にも出現、狂暴化する飼い犬、何かの気配を感じている子供達。やがて、彼は知ることになる。いくつもの偶然は起こるべくして起きたのであり、逃れることのできない必然であったことを。そして、すべての《サイン》が恐怖に変わる瞬間を…。
監督-----ナイト・シャマラン 出演-----メル・ギブソン ホアキン・フェニックス
音楽☆☆☆ ストーリー☆☆☆☆ 演出恐がらせ度☆☆☆☆☆ 俳優☆☆☆☆ 総合評 ☆☆☆.5
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映像---細かいダブル・ミーニングや象徴が幾重にも張り巡らされた映像だったらしいのですが、私はとにかく途中から怖くて目は半開き状態で、それどころではありませんでした(汗)。たぶん、もっと落ちついて観られればいろいろ感じるものはあったと思うのですが。二回目以降をDVDで見れば、大丈夫だと思う。「これマジ!?」だと思えばいいんだ(笑)
ストーリー---この設定、事件の展開〜決着でこのテーマを描くか!!と、びっくりしてしまったほど、非常に深いものを秘めている(ような気がする)映画。○○○○○は「突発的に訪れ、しかも誰にも避けようのない危機、終末」の象徴でしかない。そして、浮かび上がる奇妙な符号の数々…ツイン・ピークスを思い出したりして、大変に面白かったです…あそこまで怖くなければ(--;
キャスト---弟役のホアキン・フェニックスがすごく良くて、ある意味彼は子供と父親との間を埋める重要な役割で、天然ユーモアもさりげなく滲む演技が本当に良かった。ファンになってしまった。
私見---怖そうで観る気じゃなかったのだけど「海辺のカフカ」を読んだらなにやらすごく観たくなってひとりで映画館へ行ってしまった。予想通りものすごく怖かった(BGMをほとんど使わず、音で敵の恐ろしさをじわじわと伝えてくるんだ、これが!)けど、感覚的にはタイムリーで、これも何かのサインってことかしら〜と思ったり(深読みし過ぎ)。でもホアキン演じる弟役の存在って、かなり星野さんに通じるものがあると思うんだけど…。本来なら☆4つなのですが、あまりに脅かされた上のあの決着、という腹いせに3.5。(たぶん、普通の人ならそんなに怖くないのではと思います)
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Written by
S.A.
映画好きへの100の質問
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