+--- Cinema Memo ---+


■ EVER AFTER<エヴァーアフター><☆☆☆> 2001年01月10日(水)
陛下と呼ぱれる貴婦人の邸宅に招待されたグリム兄弟。彼女は兄弟が収集した民話「灰かぶり娘」のもとになった、ダニエル・ド・バルバラックの真実の物語を語り始める。16世紀ころのフランス、ふとしたことからダニエルと出会った王子ヘンリーは、才気あふれる彼女に惹かれてゆく。政略結婚を目論む王に逆らって妃に迎え入れようとするが、実はダニエルは父が死んで以来陰険な継母とその連れ子の姉妹にこき使われているメイドだった……

監督-----アンディ・テナント 出演-----ドリュー・バリモア アンジェリカ・ヒューストン

音楽☆☆☆ ストーリー☆☆☆ 映像・演出☆☆☆☆ 俳優☆☆☆ 総合評 ☆☆☆

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

映像---豪華な舞踏会や貴族のお屋敷も文句無く美しいけれど、何と言ってもフランスの美しい田園風景がこの映画の大きな魅力。コスチュームも美麗です!

ストーリー---設定はほぼシンデレラですが、主人公のダニエルはひたすら自らの知性と行動力だけを頼りに生きてゆく。時には自分を狙うセクハラ高利貸しに剣をつきつけ、また生母の形見を無下に扱うヒステリー継姉には顔面パンチを炸裂する痛快さ。身分違いの恋愛が深まって行く過程も丁寧に描かれ、最初は王子がちとおつむが足りなさげに見えるのだが、最後には「いやあ、しっかり者の嫁が来て安泰だ」と納得してしまうのだった。魔法使いは出て来ないけど、宮廷に招かれたレオナルド・ダ・ヴィンチがその代わりを果たしています。

キャスト---骨太なヒロインをドリュー・バリモアが好演。私はこの人けっこう好きなので……。継母のアンジェリカ・ヒューストンもとっても楽しそうに演技しています。(日本版なら間違いなく美輪明宏さんでキマリだろう!)

私見---唯一、王子のルックスだけはもうちょっと吟味して頂きたかった。



+--- back + INDEX + next ---+
Written by S.A. 
映画好きへの100の質問



Material by Amane(RainRain) + Skin by caprice*