朝の新聞を開いて、いきなりの一面記事から兄の会社名が飛び込んでくる。いつもこんな状況を気にしていた。海外赴任の兄が被害にあわないかということを。 去年一度はサウジアラビアへいくとなっていたのが、幸いにもまた立消えで、今度は韓国へしばらく赴任という事になっている。 ホット胸をなでおろすが、兄の会社も大変だろうしその御家族の心配ははかりしれない。
神戸淡路の震災がおきたのがちょうど今日の日付だった。何事もなく朝を迎えられる事を信じたかった。 世界では今もどこかで人が争い、血を流している現実に改めて気がつかされる。 生きていられる事、無事でいられることを今、自分自身でどうとらえるつもりか。 ぼんやりしてなどいられないはず・・。
久しぶりにフルートを吹いてみた。この部屋では気が引けるので、歩いてもいける距離の市の施設の音楽室へと出かけた。 音はもうまともに練習もしないで長いけれど、始めたばかりの頃に比べれば、全然きれいな音がまだでせるので喜ぶ。 指が・・。左の中指と薬指の付け根の関節が壊れてしまっているのはもう元にはもどらないのかもしれない。仕事で常に力が加わっていた場所。曲がってしまった。使いすぎだった。ただでさえ仕事で僧なのに加えて、ギターひいたり、フルート吹いたりして、常にその部分を横に曲げていたから、リューマチの腫れとともに軟骨が磨り減ったのだ。
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