空中楼閣

2004年04月29日(木) 掃き溜めに鶴。

 
昔の自分が詰まった箱を開けた。
それは、小学生の自分の箱。
 
パラパラと、ノートを見る。
およそ学習に関係しない散文の綴られたノート。
拙い字が並ぶのを見て、少し笑う。
それは、少しずつ上達していく。
字を習っていた自分は、昨今より模範的な字を書いていた。
けれど、どこか凝り固まった線で出来ていた。
 
ふと、一つの詩に目が止まる。
『掃き溜めに現れた鶴。』
さほど長くない詩を何度か読み返す。
 
 
嗚呼、あの頃の自分にも見えていたのだろうか。
 


 < 過ぎ去りし過去  INDEX  未だ来ぬ未来 >


亨 [MAIL]

My追加