空中楼閣

2003年05月31日(土) それは神秘、それは運命。

多くの犠牲を生み出したそれは。
二十年の歳月を経て。
全く同じ日に。
再び我等が眼前に姿を現した。


まるで悪夢のよう。
まるで運命のよう。

不謹慎にも、神秘に触れた気分。
不謹慎にも、笑みが零れる自分。


書斎で揺り籠を揺らす老婆と、
静やかな寝息をたてる赤子は、そこにはいない。


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亨 [MAIL]

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