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屑 - 2005年06月15日(水) 自分が立派な大人になれるだなんて元々これっぽっちも期待しちゃいなかったけれど、ほんとにあたしは自分でもびっくりするくらい立派な社会のクズになった。 どこに出しても遜色のない社会のクズです。弁解の余地もない。 あまりの情けなさに消え入りたい思いをするのにも慣れた。みっともない自分を持て余すのにも慣れた。恥を上塗って生きていく事にも慣れたけれど、 それでもあたしは自分を棚に上げて傲ったり嘲笑ったり講釈を垂れたり偉そうな事を云ったり、 懲りずにしている。人並みにできることなんて何一つないのに主張ばかりは一人前だ。クズにそんな権利あるわけないだろう。 ぜんたいナンセンスだ。 身の程を弁える、ということが あたしに期待されている最初で最後の行為だと、 厭と言うほどわかっているのに 他人の手を患わせてばかりいる。他人の手を患わせないと呼吸もままならない。 屑はいらないのにそこにあるもので、 屑だから自分からなくなることもできない 屑。 ...
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