ムラカミ日記...ムラカミ

 

 

例のアレゲリー - 2003年09月27日(土)

例のアレのレポートです。昨日辺りから普段の2倍ほどアクセス数が(日記に)あるのは多分この所為じゃないだろうかと思うわけです。でもムラカミによる加賀のキャラソンについてのプレビューなんてどんなことになるか大方予想がつくんじゃないかと思うわけですが。(汗)
なんつうか、アニメの加賀大好き!って方は読まない方が賢明かと思います。先に謝ります。すみません。(土下座)


イヤね、発売前からヒトエさんと「GET ITってネイティブな発音だったらゲリーですよね!ゲリ!!」「オマエをゲリーってかアハハハ」とか云ってたんですよ。

ホントにゲリーって云ってましたよ。ゲリって。
すんげえ…このヒト芸にスキがない。そう思いました。

イヤまあそれはそれとして。
…そのね…一言で言うとね…
どこが笑うところかわかりませんでした…(沈)

ゴーフォーブレイク情熱マイワールドな訳ですよ。
キープマイソウル夢中トライアゲインな訳ですよ。
…本当…その…なんつうの?何がしたかったのかと問いつめたいわけですよ。小一時間ばかり。

ぶっちゃけてしまうとムラカミ的に、加賀の声には最後まで馴染めなかった。アニメに於ける加賀のイメージの再構築っていうのは、ムラカミが加賀に見いだす魅力、みたいなものが殆ど刮ぎ落とされたような作りになっていたから。
なんていうのかな。ちんぴら具合とか。しつこさとか。ダメ男臭とか。埼玉行って絶滅危惧種の不良と闘ってそうな破茶滅茶さっていうのをマイナスして、その上でタラシ臭とか甘さとか、オナゴの喜びそうなテイストばかりを付加したものになっていて、とてもじゃないけどこれが加賀です、って持ってこられて納得できるようなものじゃなくなっていた。
と、いうかアニメの彼からは、「加賀鉄男」の根底にある、「ひねくれた育ち方をした子供」っていうキャラクターが全くと言っていいほど見えてこない。ごくフツウの家庭でごくフツウに愛情を受けて育ったような、小綺麗なキャラに置換されている。人間性がめんつゆのよーに薄まっている。

そうじゃないだろう、と思う。加賀はそういう、背負っているモノが大きい人間だからこそヒカルにも関わって来れたわけであって。ゆみの云うところの「暗い不良」から「暗さ」が抜けちゃあ、どうにもならんと思う。


そんなこんなで、当たり障りのないよーなJ−POPに仕上がっていて最早加賀の匂いの欠片もねぇなと思ったわけです。加賀の烈しさってそういうもんじゃねぇよ。アニメ登場当初感じた違和感の終着駅なわけです。随分遠いところまできたもんだ。そう思いました。
こんな加賀像が世間一般に流布してる訳か。やりにくくなったなぁ。と。そういう感想でした。

真昼の月がギラリしたですよ。ギラリするっていうのは動詞なんですか。はぁ。
イメージと違うと散々こき下ろしてきましたがイトケンにも多少の違和感はあったんじゃないのかなと思うわけで。その辺り。
「野蛮でいいのさ」ってさぁ、イトケン悪いけど、ぶっちゃけアンタには野蛮さの欠片もないよ!!なんか育ちのイイお坊ちゃん臭がするんだよ!!臭くないんだよ!!汗くさくも埃くさくもないんだよ!!


すんごい気に入った!という方には本当申し訳ないんですが。
修羅場にかけたらテンション上がるかなーとか思ってましたがそれにすら使えなさそうでした。萎えちゃって「死のう」「うん」みたいなカンジになりそうでした。
ムラカミの心の引き出しにそっと仕舞っておくよ…



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