黙祷 - 2003年08月02日(土) 自分にとってのキーパーソンは誰だろうと考えたとき、やはり父親は欠かせないと思う。多分ここまで根っこの方に関わってくる人物は現れないだろうなとも。 喪失を想像するだに泣けるのは彼だけだ。 その他の人間の喪失をイメージし辛いと云うこともあるけれど。 何故彼の喪失だけリアルにイメージできるのか判らない。彼の父親が彼が18の歳に死んでいることもあるのかもしれない。 でもワタシはさようならを云えるか自信がない。 せめて。 ワタシの世界が煩雑になるまで。 ワタシの視界が薄暗くなるまで。 逝ってくれるなよと思う。 不在と云うことがいかに大きく空間を占めることか。 去るより去られる方が辛い。引きずって生きていかなければならないから。 それでも、生かされているということ、は手に余るほど尊い。 持て余すのに精一杯だ。 ...
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