ムラカミ日記...ムラカミ

 

 

たむではなくうえすとうっどのほう。 - 2003年01月31日(金)

一度も読んだことがないけれど断言してキライなマンガの一つに「ナナ」がある。
ムラカミはバリバリに「天ない」世代だけれど、「ご近所」以降のあの作家の作品はどうもスキになれない。
漫画家には卑屈さが必要だ。とサブカル世代のワタシは思う。一人で悶々としてためこんでためこんで、鬱屈した後ろ向きな力をぶつける処こそが原稿用紙だとワタシは思うのだ。だからなんとなく、ファッショナブルでモードメーカー的なあのスタンスはどうも相容れない。いや別におされなマンガがいかんと言っているのではない。ただおされなマンガは概してムラカミの眼中外に位置する。触手が動かない。ワタシはどうあっても少し泥臭いくらいがイイ。例外はあるけれども。
オタクはオタクだ。どんなにカッコつけようと家の中に籠もって何日も風呂に入らずボロボロになりながら延々トーンカスを肺に取り込み続けるあの作業をしている限りオタクだ。(まあカノジョはパショコンで優雅に作業をしているのかも知れんが)どのツラ下げてファッションリーダーなどとほざくのだろうと思ってしまう。それなら漫画家やめれ。ふぁっそんでざいなーにでもなれ。自分はオタクだ、後ろ暗いコトをしているのだという謙虚さが欲しい。
若い世代にはその後ろ暗さがない子が沢山居るようだけれど。あの後ろ暗さこそ原動力だと思っているのだが。むしろワタシの原動力はまさにそこから生じていると思うのだが。多分にワタシは古い世代のオタクなのだろう。まあどうでもいいけど。

ワタシのトモダチで、別にそのマンガのファンというわけではないのだけれどビビアンが凄くスキなコがいる。前に一緒に旅行をしていたとき、札幌の地下街でセールをやっているのに行き会った。カノジョは最初目を輝かせたが居並ぶものごっついダイタン(結合部分ビビッドな男女、男々のセックスシーンとか黒地に白でバーンといきり立つ男根がそびえているとか)な図柄のシャツに思いっきり引いていた。
よく考えたらヴィシャスの服作ってたくらいだから驚くようなコトじゃなかったのかも知れないけど。カノジョのあまりの引きようにそんなに普段からファンを自称しているのならこんくらい着こなしてみろよ!!だらしねぇなぁと思いまひた。
基本的に「〜のブランドがスキ!」と言いきれてしまうヒトはすごい勇気があるなあと思う。だってシーズンによって当たりはずれがあるわけだし。ワタシは大体一目惚れで買うのでその頻度が高いか低いかくらいはあるけれども。そんなにナニ作っても自分の好みにバッチリ!なデザイナーが居て堪るか。カネが幾らあっても足りん。

ちなみにそのちんこガラのシャツにはムラカミかなり惹かれましたが洗濯しても干しとけないジャンと我に返ってよしました。でも今だったら買うかも。アレを堂々と着て闊歩してみたい。トモダチダレも止めないだろうなぁ。そしてキャッチセールスなんかには死んでも引っかからなさそうだ。ステキだ…


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