ムラカミ日記...ムラカミ

 

 

梅雨色小唄 - 2002年09月16日(月)

今日、髪を弄ってもらった。
ばさりばさりと、切り離される、
落ちる、
私の末端を
見ていた。

音楽が重い。
重く入り込んでくる。
切り捨てて終わなければならないところまで
入り込んでくる。
それでも受け身でいたい。
今はそれすら気怠い。

腹も立たない
傷つくより傷つけた方がいいと
どこまでも根拠のない強引さでいた私は、
どこへ、
いったんだろう。

今はこの切り離される髪にすら
私は酷く臆病だ。

コボレテシマッタミズハ
モウボンニハカエラナイノダ。

それじゃあ零れてしまった私は
どこへいけばいいんだろう。

私は途方に暮れる。
だって涙も出てこないのだ。
哀しいんじゃない
ただ
どうしていいかわからないんだ。

酷く幼稚な言葉を
望んで。

昨日よりも赤めの髪を私は
持て余す。
それでもそれを引き摺っていく。


変わっていくことがこんなに怖いだなんて、
知らなかったんだ。



あとひと息だよ あと一息だよって 
言って 言って

お願いよ

悪くないんだよ 悪くないんだよって
言って

言って。


...




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