逃亡中



あの人どお?

2003年12月06日(土)

職場でも学校でも、いろんなところでこのような会話がよくあるんじゃないでしょうか。

人事異動などで、新しい上司が来る、新しい部下が来るなどというときに、
「おう、今度来るあいつはどんなヤツだ?」「今度の係長はどんな人なんですか?」と聞かれたりすることがある。

確かに、知っておきたい気持ちは誰にでもあると思うし、それによって心構えみたいなものもできる。誰でも情報が欲しいだろうね。

しかし、この情報というものはある意味危険というか、重要な意味合いを持ってしまうこともあるのではないだろうか。

人間関係には、第一印象はとても重要ですよね。

「あいつはちょっとあまり好きじゃないですね」
などと言ってしまうと、もうその人の第一印象が決まってしまいます。
そう聞いた人間は、僕のひとことだけで見たことも無い人に対してあまりいい印象を持たなくなってしまう。

人それぞれ、好みや相性、仕事やプライベートでの評価など、判断基準が全然違う。

まだ若い人達が聞いてくることは、ある程度しょうがないことだと思う。
ただ、ある程度の地位がある人が聞いてくることは僕はあまり好きではない。
新しく来る人に対する評価などは、その人自身が決めなければならないし、正しく評価するためには変な先入観を持ってはいけないのではと思う。
上に立つものは、それが求められるし。
周りの人間全員に変な先入観を与えてしまうと、以前の職場ではあまりいい評価をされなかった人だったとしても、心機一転、新しい職場でがんばろうとしているところにその芽を摘んでしまうことになりかねない。

まあ、いい噂だったらまだいいんだけどね。
あいつはがんばってるよーとかの。

とりあえず僕が聞かれた場合、「僕は好きですけど、あとはわかりません」
くらいに、適当に答えてます。

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りい [MAIL]

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