2005年02月23日(水) |
第427話 あなたの家では・・・ |
去年の年末、横になって熟睡して起きたらね、下にしてた左耳の奥でゴソゴソいう音がするようになりました。
え?え?と驚きましたよ。 あきらかに鼓膜の辺りで何かが音を立ててるんですから。
しかも、頭を左右に傾けると「コトンコトン」と何かが動く音がするし。 綿棒で奥の奥まで掃除してもだめ。 左を下にして寝ると必ずゴソゴソいう音。
2ヶ月ぐらい様子を見たんですが、一進一退。 あるときなんかは、耳の奥に水でも入ったみたいに音が滲んで聞こえる。 ぼわあああんって。
耳鼻科なんて行きたくないから様子を見てた私もさすがに諦めて先日病院に行きました。
症状を説明したら、先生がファイバースコープ(?)を耳の奥まで入れて、診てくれました。 モニター画面に何かが映っていました。
針金状のものでそれを剥がし取る先生。 怖かったですよ。 鼓膜にくっついてるものを剥がすんだもの。
そして先生が一言。
『あなたの家では犬か猫、飼ってますか?』
きゃー、やっぱりねー。 そうじゃないかと思ってたけど、やっぱりねー。
私の鼓膜に張り付いて、2ヶ月間ゴソゴソ囁いてたのは、ノアのアンダーコート。 細くて灰色のちりちりした、密集してるヤツです。
その切れたやつがなぜか丸まって鼓膜に張り付いてました。 左の耳を下にして穴を塞ぐように寝てると、湿気を吸ってその極小の毛玉がわずかにふくらみ、鼓膜を刺激してたらしいです。
まあ、そもそもの原因は私が大好きな綿棒での耳掃除らしいですが。 綿棒で耳の中に入ったノア毛を奥まで押し込んでしまったことが原因らしいです。
おそるべしノア毛。 仕事場の床に結構な数のノア毛が落ちてるのにはもう驚かないけど。 私の鼓膜近辺にまで侵入してたとは。
↑どこでも一緒がいいらしい。 それにしても人間の1万倍とも10万倍とも言われる嗅覚で、兄ちゃんの足を枕にして平気なのか。
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