2004年07月25日(日) |
第338話 真意は謎 |
夕べは寝苦しくて エアコンをつけたり消したり、窓を開けたり閉めたりしていた。
そのたびにノアが駆けつけてきて、目をキラキラさせて見つめるのが切ないやら面倒やら。
期待されるというのはつらいものだ。私も息子には期待はしないでおこう。
ノアの期待は 『早めにご飯くれるの?』か、『早いけど、お散歩の時間?』のどっちかだから
「お母さんは眠いから。起こしたら本気で怒るよ。」 と低い声で目を見て話しかけておいた。
ちょっとかわいそうな気もしたが、私の気持ちは伝わったようだ。
「キラキラお目目」を「寂しげなまなざし」に変えてうずくまるノアだった。
しかし4時半ごろだったか、湿度が高くて再びエアコンを入れて横になった私に近寄ってきたノアは、
ガツッ!!!
私の頭に1発頭突きをかまして尻尾を振りながら静かに出窓へと去っていった。
新たな甘えかたなのか、腹いせの攻撃技なのか、いまいち真意は謎だった。
首根っこ捕まえて「痛いだろ!コラ!」と叱ればよかったのだが、眠くて眠くて、「うぅ」と頭を抱えてうめくだけで終わってしまった。
次回この技をかけられたときには、反撃しておかなくては。
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