2004年06月27日(日) |
第325話 続きが見たかった |
昨日の夜7時ごろ、薄明かりの残る田んぼ道を散歩していました。 用水路の向こう側を、2匹の小型犬を連れた中年ご夫婦が私とはすれ違う形で歩いてきました。
1匹は赤いミニチュアダックス。 もう1匹はヨークシャーテリア。 どちらもノーリード。
先頭を威勢良く歩いていたヨーキーが 「うわわわわわんっ!わんわんわんわん!!」 とノアに向かって吠えました。
小型犬に吠えられるのはノアも私も慣れっこなんで 「おー、怒っとる怒っとる」 ぐらいの気持ちで眺めていました。
そしたらね、その威勢のいいヨーキーが、吠えながら用水路の斜面を降り始めたんですよ。 水際で火がついたように吠える。
ゆっくり後を歩いていた奥さんが 「これ!○○!」と叱るんだけど、全く聞いちゃいない。 ものすごい勢いでノアに向かって怒ってんの。(笑)
あまりに怒ってるんで(なんだろ)と思うぐらいだったんだけど、 なんとそのヨーキーは水に入り始めたんだな。
怖くて吠える犬はそこまではしないからね。 本気なのねーと思ってついつい足を止めて見てたらね ちびっこヨーキー、ついに全身首まで水に入ってそこでまだ吠える。
「やるなあ・・・」 と思わずずっと見ちゃいました。 ヨーキー、泳ぎだしそうな勢いだった。
途中から赤ダックスも参加して(こちらは入水なし)吠える吠える。 くわしく説明すると、そこの水は沼の水で日本で2番目に汚いと言われる水質なんですよ。
奥さん、すごく頭にきたらしく、足首まで汚い水に漬かりながらヨーキーを抱え上げ 「なんでおまえはそうバカなの!!!汚いでしょ!!」 と怒ってらっしゃいましたな。
・・・(いや、こちらに向かって攻撃的に吠えることに関しては良しなんですか?)とは思ったけど、笑顔で目礼してしまう私・・・。
ヨーキーとダックス、抱えられても魚が跳ねるように身をくねらせて吠えまくり。すごいなあ・・・。 何が彼らをそこまで吠えさせるんだか。
ノアは相手が水に入りだした辺りから尻尾をユラユラさせて注視してたけど、抱えられて遠ざかりだすと (ふんがっ!) と鼻息をついて自分の進行方向に歩き出しました。
相手がノアが興味のない小型犬でよかった。 これがノアの大嫌いな近所の○○ちゃんだったら、間違いなくノアも水の中に飛び込んで (やんのかこら!ああん?) 状態だったに違いない。
それにしても・・・ あのヨーキー、こちらまで泳いで渡ったとしたら、ノアに噛み付くつもりだったんだろうか。 吠えるだけだったんだろうか。
そしたらノアはどう対応したんだろうか。 小型犬にはいつも関心がないけど、噛まれたらさすがに怒るんだろうか。 実家のマルチーズにはちょこちょこ(血は出ない程度に)噛まれるけど、 (やめてよ!)と言う意思表示はするけど噛み返すことはしないなあ。
ちょっと続きが見たかった気もする。 ・・・・不謹慎か・・・。
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