結局登らずにはいられなかった。もう散ってしまうと思えばすぐにでも。中腹では木々の向こうにしか見えないしかけ。登れば見える。はらはらと散って降り積もる。散る花びらは写せなかった。白い地平線。シジュウカラの声が聴こえる。一年前のこと思い出してた。そう、ここの桜はこんな色。つづら折りの道をてっぺんから2回ぐらい折れた所にある椿。木々も芽吹き始めの頃。地面のカエデが芽を出す頃。
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