2011年04月15日(金)
ウラハラ
奥村晃史氏の個展を観に自転車でギャラリーへ。 売約済みの印がほとんどの作品に付いてる。 売れた絵はこの展示が終わったらもう二度と観られないのかな。 よく観ておかなくては。 しかし時間が無い。昼休みなのだった。 街の真ん中の大通り沿いにあっても ドアの内側は静かで落ち着いた空間。 いいなあ、毎日こういうところで過ごせたらなあ。 時々こんな暮らしに憧れる。特に求職中に。 しかし今私には仕事がある。(無くてもできないんだよ) 帰らねば。
「お天気がいいから自転車気持ちよさそうですね。」 にこにこと穏やかな笑顔の店主。 なぜ自転車で来たことを知っているのかしら 不思議な人ねえ。(窓から見られてたんだよ) 「でも午後から雨が降るらしいですよ。」 「そうなんですか?じゃあもう桜散っちゃいますね。」 「そうですねえ。」 面識があるわけでもなければ ポストカード一枚買いもしない私を わざわざ外まで出て見送ってくれるなんて 店主、あなた優しい人だ。
ひとり気ままな時間を楽しみたくて訪れたはずが ささやかで暖かい交流に励まされる。
わかってる。認めるよ。だけど。 ココロはウラハラ。
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