2008年03月26日(水)
あの頃
| 「オカエリ♪」 |
こころもからだも元気が出なくて ぼんやりテレビを見ていたら にしきのあきらが 「空に太陽がある限り」を歌いだした。 私がまだ幼稚園児のころ 初めて買ってもらった歌謡曲のレコード。
あの頃はよかったなんて思ったことはない。 人が苦手で友達が出来なくて どんくさくて運動が出来なくて 食べるのが遅くて給食が苦痛で ただただ幼稚園に行きたくなくて めそめそ泣いてばかりいた。
たくさんのヒット曲が溢れていたあの頃 私が選んだのがなぜ 「空に太陽があるかぎり」だったのか。 にしきのあきらに恋心を抱いたわけではなく 歌詞の意味がわかるわけでもなく たぶんAメロの掛け合いが楽しかったのと 「空」「太陽」という、 幼稚園児にもおなじみのキーワードが 覚えやすかったのだと思う。
単純で純粋で 知らないことばかりで… だから泣いてばかりいた。 今はたくさんのことを知りすぎて 知りたくないことまで知りすぎて 心は複雑になりすぎて やっぱり泣いてばかりいる。
子供に戻りたいと はじめて思った。
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