2007年04月23日(月)
参拝ハイキング(登山編)
| 三輪山に登る前の腹ごしらえは 三輪そうめん。ご当地ですから。 伸ばしたり干したりしてるところ 見たかったなあ。 山菜にゅうめんを頂きました。 |
さすが高級品。とても美味しかったので ごちそうさま、と言いつつ名残惜しくて しつこく箸でさらっていたら おつゆの中から小さい羽虫が出てきて げんなり・・
ドンマイ! いざ登山。
前編にも書きましたが三輪山は御神体。 神様に登ったりして大丈夫なのでしょうか。 去年伊勢神宮でお腹が痛くなってから 神様が怖くなったのですが。
登山口があるのは隣の狭井神社。 登拝料を払い、参拝証のたすきを掛けて登ります。 山中は撮影禁止なのでカメラは社務所に預けました。 撮れんなんてつまらん、と思ったけど たまには写真のことを忘れるのもいいかもと、思ったけど やっぱり「これは撮っておきたかった」と 思うことが何度かありました。 例えば根元から倒れている杉の大木。 同じような木が何本かあったのですが 土がついたままの根っこの部分が ちゃぶ台を立てかけたように丸い壁を作っていて それがすごい迫力だったのです。 平成10年に台風の被害にあったそうなのですが 樹齢数百年と思われる巨木が どんな風に倒れたのか 実物を目の前にしても想像できませんでした。 頂上付近にも、北海道のトドワラのように 立ったまま枯れた松の大木を何本も見ました。
頂上への道は1時間。苦しかったです。 道は階段状に整備されているけど 段差が急勾配で、 少し登るたびに心臓が破裂しそうで 顔は熱く汗がダラダラ流れ落ち、足はガクガク。 途中で何度も「もう嫌や。帰る。」 と弱音吐きまくり。 だいたい、どうして奈良までわざわざやってきて いつもと同じこと(登山)してるのか。とか。
山の中はずっと ウグイスが激しく鳴きまくっていました。 「帰れ。って言ってない?」 「がんばれ。って言ってるのよ。」 そして選挙カーのウグイス嬢の声も 頂上までずっと聞こえていたのですが 最初はうるさいと思っていたのに 1時間以上も山の中にいると だんだんその声が聞こえることに 安心感さえ覚えるように。
それから、たすきには鈴がついていて 歩くたびに派手に鳴るので 上着に挟み込んだらゲコゲコ鈍い音。 夢中で歩いている途中で 「カエルがいる?・・・あっ、わしの鈴か。」 と何度同じことを言ったことか。
途中で滝修行場がありまして 露天風呂にあるような脱衣小屋に ビーチサンダルが数足と、 脱いだ靴下の入った女物のスニーカーがありました。 誰か修行してる人がいる、と思って そっと滝の方へ行ってみましたが 誰もいませんでした。 靴を脱いだ人がどこへ行ってしまったのか、 心配だったけど登山の苦しさに すぐ忘れてしまっていて 帰りにもう一度その場所に来たとき 恐る恐る覗いてみるとスニーカーはありませんでした。 よかった。 でも謎。
さて、狭井神社は病気平癒の神様なのだそうです。 最初、そうとは知らず 「東南海地震は震度4以下でお願いします。」と 専門外のお願いをしてしまったので 下山後、改めてお札を納めました。 そして万病に効くという湧き水をがぶ飲み。 (しかしその後3日間に及び筋肉痛に泣く)
予想以上に長くなったので さらに次回に続く。
目次 |前日|翌日
MY追加 | mail
|