MUSIC春秋
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 2005年11月21日(月)
号泣

♪Cool Down〜特別な愛の詩/PEARL

開場前に着いたので
少し散歩しました。
3日間名古屋に通いましたが
大須は変わった街です。

例えば
カブト虫が巨大。

饅頭の寮があったり。


単なる懐かしさだけなら
あんなにも泣いたりは
しなかったと思う。

イントロで胸がざわついた。
歌い始めのサビの終わり
Cool down〜 と歌いながら
SHO-TAが私を見て微笑んだので
私は頷いた。

18年半。
SHO-TAのことをずっと見てきた。
どんどん変わり続けるSHO-TAを
見失わないように。
見守るように。
「昔のような曲を作って欲しい。」
「昔の曲を歌って欲しい。」
それだけは
彼女に言ってはいけないと
ずっと思っていた。

Aメロに入った瞬間に
両方の目から涙が溢れ出した。

毎日をPEARLと過ごした頃の
まだ、むき出しだった私。
いつも何かを探していたこと。
叶うことのなかった恋。
緊張に指を震わせながら
初めて弾いたソロのフレーズ。
壊れたバンドのこと。

ずっと胸の奥にあった日々と
そして今の自分。

次から次へと溢れ出る涙は
両方の頬から顎に集まって滴り落ち
手の甲をすっかり濡らしてしまった。

笑いながら歌うSHO-TAから
目を離したくなかったけれど
胸が爆発したみたいで苦しくて
私は何度も目を閉じ
そのたびにまた・・・。


好きなミュージシャンは
多いほどいい。
いろんな音楽をすべて
楽しんで聴けるのが理想。

でもその中に
他の誰にも代わりになれない
特別な人がいることを
特別な歌があることを
私は誇りに思う。



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