はずれ

♪猫のリンナ〜I Want YouTo Want Me／大槻ケンヂ

目が合ったあと 飛んでくる時は

甘えたい時。 「頭かけ。」

幸せかい。

「もっとかけ。」

『猫のリンナ』は
チープトリックの『甘い罠』の
カヴァーというか替え歌で、
猫にはあたりはずれがあり、
それは舌の裏に書いてあって、
自分の子猫ははずれなんだけど
そんなことは気にならない、
はずれだって大好きだから、
てなことを歌っています。

うちの小鳥も
どちらかと言えばはずれです。
翼はさえない色だし
怒るし、咬むし
壁紙を剥がしちゃうし
言葉を喋れないし
年中卵ばっかり産んでるし（身体によくない）
朝の忙しい時に
逃げ回ってカゴに入ってくれない。
気にならないわけではありませんが
返品するなんて考えられません。
お互いに大切な存在だから。

うちの母親の知人の
スミコさん（推定７０歳前後）のお話。
ご主人が神棚に宝くじを置いているのを見て
あきれたように言ったそうです。
「また宝くじなんて買ってきて。
　　　どうせ当たらないのに。」
するとご主人は、
「当たらなくてもいいの。
　僕は、スミちゃんが当たりだったから。」
と言ったんだと。

そのご主人こそ当たりよね。
私だって「あたり」と言われたいけど
何をどこからどう見てもはずれだからさ。
「はずれだけど気にしない」
って言ってくれる人が必要なの。
そんな変人おらんっちゅうの。
だからって
宝くじが当たるわけでもないの。

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