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■ 2001年07月13日(金)
かえるの生態実験室
私の友達に『ケロヨン』というかわいい女の子がいます。 自称モテモテです。
今日も彼女と街に買い物に行きました。
私の目的は『キャンプ用の服』 おもいっきり夏を満喫すべく、かわいく海っぽくキャミなんか欲しいなと思っていました。 ケロヨンの目的は適当。 彼女はいつでも買い物をしていて、いつでもなんでも服が沢山買いたい人なのです。
でも結局彼女も服1枚・私も日焼け止めやらウォータープルーフマスカラとかどーでもいいものを買って、その買い物は店の閉店により強制終了。
とりあえずいつものように歩きつかれて、休憩をかねて晩御飯を食べに行きました。
私たちの最近の晩御飯は、 他の店より閉店時間が遅い『シャレオ』の中にある『あひるの台所』という中華屋さんです。 っても2度目ですが。
この店の定員は、なんだか陽気で、おかしくて、店の物ツマミ食いしてるのを客に見られてもテレ笑いするような店です。 ホテルでサービスしていた事のある私から見れば ちょっと異色。
まぁ別に気にならないので、生ビールと中華風の料理をいくつか注文しました。
ケロヨンは普段あまり酒を飲まない人だったのですが、最近は 『飲んだほうが楽しい』とやっと気が付いたらしく、頑張って飲んでます。 ホロ酔いでテンション上がる程度に。
彼女はカクテル1杯と少し飲んだ所で、テンションがじわじわと上がってきました。
彼女は私たちの友達の『鎖』氏の話題を出しました。 『私のテンションが高いときがいいなんて!いつもテンション上げとけばいいなんて!じゃあいつもの私のときは一体何なの!!??鎖さんがそういう人とは思わなかった!』 何度も聞いた話だったんですが、私はうんうんと頷きました。 『じゃあ鎖さんに電話してみようよ』 『嫌よ!何話せば良いのよ!?』 『じゃあ、宮さんは?』 『嫌よ!何話せば良いのよ!?』 『じゃあ、パヌさんは?』 『嫌よ!何話せば良いのよ!?』
ちょっとだけ冷静になったみたいで、彼女は今日買ったタンクトップを嬉しそうに見ていました。 そのTシャツにはうさぎちゃんのイラストが書かれてます。
そういえば。
『あんた『クーデター』の店のバンビがかわいいかわいいって言ってたよね?』 『うん』 『あれパヌさんが『バンビって(失笑)ちょっと狙いすぎじゃないですカネ〜?』って言ってたよ?』
すると彼女はすばやい速さで私の携帯を取り上げ、メモリーから『パヌ』を出し、電話を掛け始めました。 その間約0.8秒。 彼女は人間じゃないと思いました。
彼女はパヌさんに電話を掛けている筈なのに、相手が喋っている気配がまったく感じられないほど一方的に喋り捲り、電話を切りました。 その間約10分。 彼女は泣いていました。
後で聞いた話ですが、パヌさんはちょっとだけその電話を楽しんでいたようです。
とりあえず彼女をなだめ、私たちは店を出ました。 そして分かれ道のところで、じゃあね。といって別れたんですが、 彼女は私にこういいました。
『きっと、ひめが喋るから私がうわべだと思われ……』 最後は良く聞き取れませんでした。
もしかしたら 彼女が今日泣いたのも 鎖さんが酷い事を言ったのも 彼女が回りからうわべでしか喋らない女と思われてるのも 男をぞんざいに使っている女と思われてるのも
ひめのせいだったのかもしれません。
その夜私はちょっとだけ泣きました。
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