「にこにこばかりもしてられない。」
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2009年12月27日(日) 母スゲー(2)

短歌誌の主催先生からお花が届いた。

立派なお花。立派なお名前。
お花に添えられた先生の名札をみながら、ああ、そうか、と思い当った。

この先生、わたしのうちの隣町にある浄土真宗の大本山の管主さまだった。
寺内町の広がる大きな町の本山の管主で、併設の仏教系学園の学長で、
つまりは仏さまのプロだ。

ああ。
そうか、だから、おかあちゃん、わたしが電話しやすいように
先生のあて名書きをした封筒を、よくわかる所に置いといてくれたのか。


お花のお礼の電話をかける。

母はまだ、お戒名をいただいてないんです、という話になって、

先生、先生にこんなことを申し上げるのは
まったく釈迦に説法で、ご無礼なことですけれども
お戒名、というのは
あちらへいってからの名前だと聞きました。

でしたら、
とても乱暴なお願いを申しあげるようで、わたしもどうかしてるとおもうんですが
先生に、母の名付け親になっていただくわけにはいかないでしょうか。
きっと、母がいちばんうれしいことだと思うんです。



わたしでよければ、つけさせていただきましょう。

先生以上に母が喜ぶ名付け親はないです。



母が一番好きだった短歌会の主催で
とてもとても母を大事にしてくださっていた先生に
母の名前をつけていただくことになりました。





おかあちゃんよかったね。
きっとむこうで、先に逝かれてるおともだちに、
「わたし、先生につけてもうたわー!」って得意げな顔で自慢するに違いない。(そういう人:B型)

いただくとかえって、つけづろうございますから、なにもいただきません。
と先生がお布施を断られたことも
「わたしの実力やわー」とか言って自慢するに違いない。(そういう人:辰年)


おかあちゃんの、徳、やと思うよ。
存分に自慢したらいいよ。
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